Are you Kozo Toyota?

えーと、順番が前後しちゃうのですが、ちょっと急ぎ目で書いた方が良さそうなので書きます。

今回の旅行のメインはアイルランドで多分一番大きなお祭りの一つフラー・キョールFleadh Cheoilに参加することだったのですが、

このフラー・キョール、そして、その前のサマースクール的な存在、Scoil Eigse(未だに正確な発音が分かりません。Eの頭に「’」が付きます)に楽器持ってどっぷり参加している日本人はなかなかいないようで、まぁとにかくどこで弾いていても目立つわけです。

一晩セッションに参加して、翌日昼間街をふらふらしていると見知らぬ人から「昨日の演奏見てたよ、良かったよ」と声をかけられる。

こんなことがあり得ない位頻繁に起こります。

その延長線上と申し上げて良いんでしょうかね、時々見知らぬ人から

「Are you Kozo Toyota?」

とか

「Are you Toyota?」

とか突然聞かれるわけです。

幸か不幸か、Kozoというファースト・ネームは、外国人にとって非常に発音しやすく、覚えやすいようで、

さらに幸か不幸か、Toyotaというファミリー・ネームは世界的に知られている名前なのです、某自動車会社のお陰で。

さてさて、この質問から色んな展開が起こったため、段々この一言が恐怖になっていくのですが、

この一言から始まったことを列挙してみましょう。

・フラー・キョールのオーガナイザー(実務担当者)から呼び止められて自己紹介される。

・そのオーガナイザーから別の偉い人を紹介されて挨拶する。

・その偉い人からRTEラジオのパーソナリティでもある著名なバンジョー奏者キアラン・ハンラハンを紹介され、ラジオで演奏を流すためにレコーディングすることになる。

・(多分オーガナイザーの紹介で:笑)RTEテレビの人から声をかけられ翌日テレビの前で演奏することになる
→しかも一人で吹くのかと思いきや、レポーターが著名なホイッスル奏者ブリーダ・スミス(ルナサのショーン・スミスのお姉さん)で、一緒に吹けと言われ慣れない曲を吹く羽目に。

・フラー・キョールのオーガナイザー?(実務担当者のシボーンよりもっと偉い感じの)ビル・カニンハムというおじいちゃんに呼び止められ自己紹介される。
この人がテープ審査の担当者。しかも、後に言及するが、コンペティションのルールに関する重大な勘違いを、Scoil Eigseの先生イーファ・ニ・グランヴィラAoife Ni Ghrainbhilleに次いで教えてくれる。

・Overseas Concertという、海外から来た演奏者によるコンサートのオーガナイズを手伝っている男性から呼び止められ、オーガナイザーを紹介されて、Overseas Concertに出演することになる。

・(これはある程度事前に知らせがあったのだが、)地元紙の記者に呼び止められてインタビューを受ける。

・セッション中、セッション前後に何人もの見知らぬ演奏者からお前が日本から来たコンペティターかと言われる。

ざっとこんなもんでしょうか。

そのうち地元紙の記事はこちら

なんと評論家の大島豊さんが既にチェック済み。和訳もあり。

そして、ラジオのオンエアがあったというキアランのメールはなぜか迷惑メールボックスの中を三日間さまよい、

昨日見つけた時には既に29日午後9時のオンエアは終了。

ところが便利な世の中で、後からでも聴けるのですね、今のラジオ

右のおじちゃんがキアラン。

今のところ、その上のListen to Latest Showをクリックすると聴けます。

Real Playerが必要なのでPCに入っていない人はその上をクリックするとインストールできます。

無料の方で問題なし。

録音自体は真ん中ら辺かな。

つたない英語のインタビューの方がよほど焦って、演奏も今から振り返って聴くとそこまで良くもありませんが、まぁご参考までに。

さて、本日は久々に日本でライヴ@調布です。

お待ちしております。