大使公邸での御前演奏

今日はアイルランド大使公邸に行ってきました。
昨年亡くなったノーベル賞作家の詩人シェイマス・ヒーニーさんを偲んで、彼の詩を朗読し合うポエトリーリーディングの会が催されたのです。
その会の序盤と終盤に一回ずつ、ソロで演奏して欲しいというお話でした。
シェイマスさんの奥様やご子息がアイルランドから招かれ、また、アイルランドに所縁の深い詩人の方々が招かれていました。
そして、何と主賓は美智子様でした。
まぁ、まさか皇后陛下の御前で演奏する日が来ようとは夢にも思いませんでしたが、普段慣れているアイルランドのダンスチューンやシャン・ノスのスローエアだけでなく、日本やアイルランドの古い歌ものを、そうした方々の前で一人で演奏するのは、本当に緊張しました。
皇后陛下にはその後のお茶会で声をかけて頂き、直接お話しもさせて頂きましたが、今までお会いしたどんな著名人とも違う雰囲気の素敵な方でした。
どちらかと言えばミーハーな方ではないですし、普段あまりこういうことも書かないのですが、あまりにも不思議な気分で印象深かったので、忘れることが無いように書き留めてみました。
色んな巡り合わせに感謝です。