アイルランド旅行2014その3

8/15(金)
ほとんど寝坊と言って良い。
まぁなんせ4時帰宅ですから。
シャワーも洗濯もしてとさらっと街中に行きたかったが、この家こんなにきれいなのになんでシャワーと便器がほとんど境なくカーテンだけで仕切られているんだ!
シャワーする度にトイレの床ごとびしょびしょになる。
それ以外は本当に綺麗な家なのにな。
街に出てゴールウェイから来てるフルートメーカーのヴィンチェンツォと再会。
注文していたフルートを受け取る。
新しいフルートはまた改良を加えたらしく、特に今回は指穴が大きい方が今までに無い位バランスが良い。
過去最高のできだと思う。
そのままそのパブのセッションに合流。
いいセッションだった。
イタリア人がヴィンチェンツォ以外に何人もいて、オクターヴマンドリンやマンドリン、フィドルを弾いてたけど本当にうまかった。
そのオクターヴマンドリンはヴィンチェンツォの工房で使わなかった余りのボックスウッドを使って作ったとか。
リアム・オサリヴァンっていうボックス奏者がダミアン・マレーンそっくりのスタイルで弾く上手い青年で、コルムっていうこれまた上手いコンサティーナの青年は何と12月に日本に来るとか。
11〜12月とコンサティーナ祭りだなこりゃ。
4時間位楽しんでから再び外へ。
日本でもお馴染みのティム・スカンラーンと偶然再会。
夜のギグに誘われる。
他にダーヴィッシュのテレビ収録の無料ライヴ、フォーメンアンドアドッグの無料ライヴ、アルタンの天才ボックス奏者ダーモット・バーンと元ルナサのドナ・ヘナシーらのライヴと全部同じ時間にあってそれぞれ友達に誘われたけど、二兎三兎追って危うく一兎も得られなくなりそうだったが、最終的に9:30スタートと言いながらアイリッシュタイムで11:30に始まったティムのギグに出演。
大音量で人が踊り狂うようなギグで、一曲だけと言ってたのが結局6〜7曲は演奏した気がする。
トラッドの祭典でこんなクラブやロックめいた体験は初だった。
彼らの演奏も面白かった。
実に妖しい魅力。
ティムありがとう。
帰宅はやっぱり4:00。

8/16(土)
起きたのは午後かな。
フラーキョールオフィスに行ってあれこれ必要な手続きをする。
翌日のコンペティションの時間の一つが間違って書かれていることが発覚。
15:00って書いてあるのに実際は10:00だった。
怖過ぎるぞ、この国。

去年までコンペティションのチェアパーソンだったビル・カニンハムに呼び出されていたので、連絡を取って再会。
そしたらえらい長時間待たされて。
その間近くにあったCDやら楽譜やらを売ってるところを物色。
ハープのマイケル・ルーニーが作曲した曲の曲集とその奥さんの人がジューン・マッコーマックの書いた教則本の2巻(中級〜上級者向け)というのがあったので気になって買ってみた。
そしたら売り子の女性が
「あら、あなたもフルート吹くの?これ私と私の旦那が書いた本なの」
へ?
見たらジューン本人だった(笑)
色々話もできた。

ビルの方は長らく待たされた後、現在のチェアパーソンのベルナルドという人が来て、何だかわからないけど、突然表彰された(笑)
何でも遥々遠くの国から何回もフラー・キョールに参加してアイリッシュ音楽の普及に努めたとか何とか。
メダルと賞状をもらって写真も撮られて。
そのうちCCEの会報に載るそうな。
それにしても唐突だった。

フラーキョールオフィスを後にして再び街へ。
もう人でごった返してひどい。
そんな中静か目のいいセッションを発見。
これも良かった。
バンジョーのアラン、フィドルのレイチェル、それとフルートの女の子…名前が出ないけど、3人はリムリック大学を卒業したばかりで、はじめ君の友達だった。他にマーティンだったか、コルムだったか(笑)、上手いボックスの青年。
店がお客さんで溢れかえってうるさ過ぎて解散。
お陰で日付が変わる前位には帰れた。
今日は流石に寝ないとね。

8/17(日)
コンペティションの日。
ホイッスルのスローエアとフルートのスローエアが10:00でバッティング、ホイッスルとフルートが13:30でこれまたバッティングしているので途中で抜けてもう片方に行かなければならないなどという不思議な設定なのは毎度のことだが、今回は会場が近いので有難い。
キャバンなんか徒歩30分は離れてた。

ホイッスルのスローエアの方を終えて急いでフルートのスローエアに行くと、何とまだ始まってもいなかった。
審査員の一人が来なくて始められないという。
なんだそりゃ。
1時間待ってやっと来て11:00からスタート。
確かこの審査員、シューラスってバンドの若いフルート奏者だったっけ。
こいつのせいでフルートスローエアは延びに延びて同じ会場で行われるフルート部門が始まる13:30になってもスローエアはまだまだ終わらなかった。

ちょっと長くなりそうなので続きはまた。