楽器編です。
D管のティン・ホイッスル。
メーカーはアメリカのMichael Burke。
その中のD Brass Sessionという品番。
一番長く使っている楽器です。
過酷な環境で酷使しすぎて、高音域から超高音域のピッチ(音程)の幅が広がってしまい、下の音域に比べてピッチが上がり過ぎてしまうという状態になってしまいました。
写真はたまたま一緒に並べる機会があった新品と並べての一枚。
この画像ではわかりにくいかもしれませんが、ブラス製のため酸化が激しく、
すぐに色がくすんできます。
左が新品、右が約3年間使ってきたもの。
ビフォア・アフターという感じ。
研磨剤で磨けば光るのですが、くすんだ感じも好きで、そのままにしてあります。
ティン・ホイッスルプレイヤーは、ホイッスルをコレクターのように集めて、状況によって使い分けてということがよくあるようですが、自分はD管はこれ一本。
それくらい絶大な信頼を置いています。
ピッチに関しても、 音色に関しても、吹きやすさに関しても、今のところ自分にとってこれがベスト。
バークには他にもラインナップがあります。
材質は、ブラス、アルミ、樹脂の三種類。
太さは、澄んだ音色の太いもの、ハスキーな音色の細いものの二種類。
自分はブラスの太い方を使っています。
キーについても半音刻みでつくっていて、自分はローG以上はバークを使っています。
他のキーについてはまた別の機会に。
今この笛は$170。送料が$25。
1ペニーで買えることからペニー・ホイッスルという別名もあるティン・ホイッスルとしては法外な値段に思えるかもしれませんが、楽器としては決して高くはないと思います。
楽器屋でよく見かける千円ちょっとのホイッスルに比べて、はるかに簡単にコントロールできます。
トップ・プロの多くがこの笛を使っていますが、むしろ初心者の方にこそ使って欲しい楽器。
自分の音を好きになれる楽器、プレイヤーの要求を細かく汲んでくれ上達を助けてくれる楽器です。
BurkeのHPで直接オーダーすると早ければなんと一週間で届きますが、英語での処理がちょっとという
方はこちら。
特にギタルラは目白にある店舗で試奏することもできます。
いつの間にかメーカーの回し者のようになってしまいましたが、それくらいお勧めの一本です。