外郎

山口から帰ってくる時、お土産に外郎を買ってきました。

外郎です。

読めます?

ういろう。

名古屋の方が有名なのですが、山口でも名産なのです。

山口の方々は口々に「山口の外郎の方が美味しい」とおっしゃいます。

最初に聞いた時、すなわち、実物を食べる前、正直自分はそれをマイナーブランドの強がりみたいなものだろうと 思っておりました(笑)

しかししかし、実際に食べてみるとこれがうまい。

名古屋の外郎に比べて粘度が高く、甘さは控えめ、粉っぽくない。

おまけに羊羹みたいに巨大な固まりで出てくる名古屋に対し、山口は食べやすい大きさの個包装。

これはもう山口に軍配を挙げざるを得ないわけです。

今では完全に山口派です。

 

こうやってお土産として配ったりしてみると、大体反応は同じようで、

まず、「外郎?山口?」と怪訝そうな顔になります。

そして、3秒後にはうまいうまいと頬張るわけです。

これまで仕事柄あちこちのお土産を試してきましたが、

これほどどこへ行っても評判の良いものも珍しい。

およそ嫌い、苦手と言われたことが無いのです。

日曜日なんか、自由が丘のパブにお土産に持っていったら、

WaitsのY川君がうまいうまいと言っていくつも食べてしまい、

その数何と10本中7本!

お陰で他の人がほとんど食べられない悲しい結末になりました(笑)

 

それから、もう一つ、先程の名古屋との比較に戻りますと、

名古屋の方がうまいと言う方に会ったことがありません(笑)

この辺はまぁ調査対象の絶対量が少ないので、引き続き調査が必要になりますが、

名古屋勢の反論もお待ちしております。

 

最後に再び山口の外郎についてですが、実は生外郎と普通の外郎の二種類があります。

後者は真空パックで日持ちするのですが、やはり生がうまい!

1~2日しか持たないため、よほど運良く山口帰りの人に帰京直後に遭遇しないとありつけません。

あしからず。