ダブリン

楽器が弾ける時間ができると急に文章を書く時間が無くなることが判明した今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

最初の一週間はダブリンにおりました。
フィドル弾きの住友君の家にお世話になって。
ほぼ毎晩セッションに行っておりました。
ダブリンにはあまりいいセッションが無いとよく言われるみたいなのですが、一週間いてみて確かに難しい土地なのだなとは思いました。
セッション自体は二つか三つのパブで毎晩ありますし、週五日間は19:00〜21:30、21:30〜24:00と一つのパブで二つのセッションがあったりさえします。
何が難しいかと言うと、セッションマスターは曜日毎に決まっているのですが、それぞれのセッションが全くスタイルも毛色も傾向もレパートリーも違うこと。
同じパブでここまで違うかという位です。
色んな地域からダブリンに移り住んで来るからでしょう。
知っている曲ばかりのセッションもあれば全く知らない曲が続くセッションもありますし、よく知っているはずの曲を変なキーで演奏するためについていけないセッションもあります。
そして、不思議なことにドニゴールの影響が強い。
多分ダブリン自体にリージョナルスタイルが無いために他所に比べるとまだぶつからないということなのかもしれません。

まぁそういう訳で毎日初めましてが続く訳でこれが結構精神的には疲れたりします(笑)
そして、ダブリンという土地柄もあって有名どころもちらほら。
実際に会ったたくさんの人々の中から目ぼしいところを挙げると、キャスリーン・マッケボイ、ポール・オショーネシー、デジ・ウィルキンソン等など。
いや、他にもたくさんすごいプレイヤーはいたのですが、すみません、覚え切れません。

たくさんのセッションを楽しみましたが、毎日片道45分、往復一時間半歩くのは流石に疲れました(笑)

ダブリン最後の夜はクレアの人々によるコンサートがあって、マーティン・ヘイズとデニス・カヒル他の演奏を堪能。
マーティンは実はトークが面白いらしいということが判明。
日本では英語のジョークが通じないので真面目に話しているだけという感じになっていますが。
そして、彼らのストイックなスタイルはその軽妙なトークがあって初めてバランスが取れてくるということもわかりました。

そんなこんなでダブリンを後にしてゴールウェイに。
続きはまた。