旅行記2 飛行機編 その2 ライアン・エア

今回、初めてスコットランドに行きました。
某テーマパーク、東○ねずみー○ー時代の歌姫兼フィドラーの女の子の家に遊びに行ったのです。
彼女はグラスゴー在住。
しかも、8月はエディンバラで世界最大の音楽祭、フリンジが開催中。
彼女も出演予定があり、以前より行ってみたかった2つの街両方が楽しめるということで、期待に胸を膨らませておりました。

スコットランドへはダブリンに着いたすぐ翌日、早朝の飛行機で行くことになりました。
航空会社はライアン・エア。
アイルランドの航空会社です。
アイルランドにはもう一つ、エア・リンガスという航空会社もあり、日本からの乗り継ぎだとこちらの方が馴染みがある方も多いかもしれません。
しかし、安さではライアン・エア。
ヨーロッパ各地まで20〜30ユーロで行けてしまうという驚異の安さ。
他にフェリー&車などあらゆる手段を調べましたが、やはりここが一番安い。

ところが、このライアン・エアの安いが実に曲者で、とんでもない目に遭いました。

朝8:30のフライトのために6:30にはダブリン空港に到着。
今回の旅の航空券はほとんどeチケットだったので、いつも通りeメールをプリントアウトしたものをカウンターで提出。
すると、係員のおじさんがこれではだめだと言うのです。
よくよく聞いてみると、このメールの中にあるURLからログインして、セルフチェックインというのをして、そこで初めて表示されるeチケットを印刷して持ってこなければだめだとのことなのです。
しかし、今からではどうしようもありません。
どうすればいいのかと聞くと、あそこにPCとプリンターのサービスがあるぞと教えてくれる。
ちょっと焦りながらそちらに行って早速やってみました。
ところが、帰りの便はセルフチェックインできたのに、行きの分はできません。
もう一度カウンターに問い詰めると、
「セルフチェックインは3時間前までだ。もう過ぎているからできない。あそこのカウンターに行って係員にチェックインをしてもらえ。1枚70ユーロだ」
と。
過ぎているなら最初からそう言えー、という部分については、自分が彼の言うことを全部正確に聞き取れているのか怪しいので100歩譲ったとしても、1枚70ユーロたぁなにごとだー!
ちなみに今回の航空券は往復で35ユーロとなっております。
チェックインに倍かかるとは。
信じがたい話ですが、どうにもならないので、二人分140ユーロを泣く泣く払ってチェックイン。

話はまだ終わりません。
チェックインして受け取ったチケットを手に、再びおじさんのところへ。
荷物を預けるためです。
この荷物がとんでもない曲者。
15kgまで60ユーロ、20kgまで90ユーロ位かかります。
ここまではわかっていたのですが、自分の荷物が今回15kgで申請していたところ、少しオーバーしてしまって、その超過料金に100ユーロ!
もう冗談かと思いました。
次から次へ上乗せ。
計算してみましょう。

35+70+60+100=265ユーロ

エア・リンガスの方がはるかに安いと思います。
おまけに機内持ち込みの手荷物も一つまで。
二つ持ってると無理矢理でもまとめさせられます。

お陰様で快適な空の旅を楽しみました。
スコットランドも満喫しました。

皆さん気をつけてください。
ライアン・エアが安いというのは、アイルランド国内に住んでいる人が、大した荷物もなく軽装でヨーロッパ旅行をする時だけの話です。

次回は食事の話でもしましょうか。
ではまた。