10/15~11/2まで、実に19日間に及ぶツアーにO’Jizoで行ってきました。
O’Jizoでのアメリカツアーは今年で三年連続となりました。
今回はこんな日程。
10/15~21 Galway Bay Celtic Festival @Ocean Shores
10/22~26 レコーディング @Portland
10/27~11/2 ハワイ
<1.Galway Bay Celtic Festival>
今回も行きのフライトは成田からポートランド。
ポートランドからレンタカーを借りて車で3時間、ワシントン州はオーシャンショアで開催されるこのフェスティバルへの参加も今回で3回目。
これまでと大きく違うのは日程。
去年、一昨年は週末のみだったのが、今年は火曜日から日曜日まで15ステージをこなすというロングスケジュール。
恐る恐る手探りで参加した一昨年、2nd アルバム『Via Portland』を引っ提げていき、お帰りと歓迎された去年。
今年は主催者からももう少しやってみないかという有り難い打診を受けての大幅拡大です。
しかも、ステージも今までやったことがなかったパブのメインステージやバンケットステージがいくつも追加。
昼、夕、夜と大体一日3ステージ演奏し、大きなステージでも演奏するようになると、今まで一部の熱狂的なファン層という感じだった客層が次第に広がってきて、口コミでさらに広がってということが起きるようになりました。
今回はそれに加えて他のバンドとお客さんの前でセッションをするという枠が3つ位あり、お客さんは勿論、他のバンドのミュージシャン達にもO’Jizoの名前が浸透。
サウンドエンジニアからは最終日に「今やどのミュージシャンもどのお客さんもみんな君達のことを話題にしているよ!このフェスティバルのハイライトだ!」と言われる程に。
また、お客さんの一人から「このフェスティバルでは滅多に無いこと」と言われたスタンディングオベーションも、6日間で片手では数えられない位は頂いたかと思います。
最後の日に主催者から「次はもっと大きなステージかな?」とニヤッとされるおまけ付き。
一番大きなコンベンションセンターのメインステージでの演奏がまだ果たせていない次の目標ではありますが、こちらは基本歌あり、ドラムあり、ベースありの迫力満点のバンド中心で構成されているので可能性は低いかなとこの一言を聞くまでは思っていたのと、この手のフェスティバルは大抵バンドの入れ替えというのがあるのでこればかりは主催者の采配次第かなとは思いますが、次へのさらなる期待を抱かされる大きな手応えを得たフェスティバルとなりました。
<2. レコーディング@ポートランド>
21(日)の夜にオーシャンショアを出発して再びポートランドへ。
慣れ親しんだMikeとNancyの家に今回も滞在。
Nancyは豊田が3年前に単身でポートランドに初めて来て、地元のセッションに参加した時に最初に出会ったミュージシャンの一人。
素晴らしいギタリストであり、シンガー。
O’Jizoの『Via Portland』のゲストシンガーは彼女。
旦那さんのMikeはレコーディングエンジニアで、モンスタークラスのジャズギタリストであり、かつてはギター職人でもあったとんでもない人。
ここでのレコーディングはO’Jizoで2回目。
豊田は昨年ソロアルバムを録っているので三年連続。
前作『Via Portland』が長期にわたってつくり上げてきたセットを集大成的に録音したものであったのに対し、今回は短期間で一気に9セットつくりあげるという対照的なスタンス。
しかもオリジナルが多かった前作に対し、今回はトラッド中心。
新曲のつくりこみは前週のフェスティバル中に毎朝リハをしては本番のステージで試し、改良を重ねて、日に日にセット数も追加していくという方法を取りました。
今回フェスティバル中の滞在がホテルではなく、コンドミニアムのような一軒家であったことがすごくプラスに働きました。
誰にも気兼ねせずに心ゆくまでリハーサルできる最高の環境だったのです。
この集中的な合宿感は今までにO’Jizoにはあまりなく、個人的にもとてもスリリングで面白い経験となりました。
新しいアルバムは現在次のミックスの段階に入っています。
リリースを楽しみにしていて下さい。
このレコーディング中にはレジェンド、フィドル奏者のケビン・バーク氏がレコーディングスタジオに遊びに来てくれるという驚きの出来事もありました。
<3. Hawaii>
そして、今回もう一つの焦点となったのがハワイ!ホノルル!
豊田にとっては人生初ハワイでした!
Galway Bayのフェスティバルには7年程前からホノルルの方々が10~20人位来ていて、昨年知り合って仲良くなり、その縁で今年は帰る途中にハワイに寄っていくことになったのです。
日本よりも5℃以上寒いポートランドからハワイにやってきた時のリゾート感は一入で、この旅の中でも一際テンションが上がりました。
着いたその日の夜は滞在先のDavidとLindaの家でウェルカムパーティ。
地元の方々と交流しました。
翌日曜日と月曜日は、4軒のアイリッシュパブを経営するBillさんのパブのうち2軒で演奏。
さらに火曜日の夜には地元のミュージシャンがセッションをアレンジしてくれて素晴らしい時間を過ごしました。
6日間の滞在でしたが、いわゆるリゾート地であるワイキキ周辺に行ったのは最後の夜のわずか20分(笑)
海で泳いだのは初日と出国の前の日の2回のみ。
およそ普通の人が観光旅行で目にするハワイとは全然違ったものだとは思いますが、ハワイの人達は本当に温かくて、また来て欲しい、次はライヴをもっと、ワークショップもなどと、こちらがびっくりする程喜んでくれたようです。
必ずまた行きたいと思います。
実は今回はハワイのさらなる展望だけでなく、フェスティバル中にも他のミュージシャン達から、カリフォルニアやシアトル、東海岸でのライヴ、そして、別のフェスティバルへのお誘いも受けました。
アメリカでのO’Jizoの活動はさらに広がっていくかもしれません。
<4. 日本でのライヴ>
さて、そんなO’Jizoですが、日本でのライヴは無いのかとしょっちゅう言われておりまして、漸く年内に2本だけ決まりました。
2018年11月22日(木)
19:00 open 19:30 start
HUTTE
町田市玉川学園1-4-33
予約 2500円 当日 3000円 (+1drink order)
ご予約
090-7236-5953
welcome.hutte@gmail.com
2018年12月5日(水)
19:30 open 20:00 start
ビストロバーユーラシアン
〒161-0031 東京都新宿区西落合3-1-1 ニッコービル2F
https://www.facebook.com/pages/ユーラシアンビストロバー/153498714678734
Open 19:30、Start 20:00
ミュージックチャージ ¥2000
ご予約は
ojizo.org@gmail.com
まで。