「ミニマリスト」って言葉、とても流行ってますが、どういう意味ですかね?
なーんにも無い部屋に住んでる、そういうイメージだとするならば自分はミニマリストなんかでは全然ないです。
ものはそれなりにたくさんあります。
むしろこだわりのものを持つこと、使うことが好きです。
でも、どういう風に生きるかということを考えた時にはミニマルな思考が出てきます。
もっとシンプルに、色んなことに煩わされることなく生きられないかと常日頃考えています。
「無駄が無く、合理的な」ともイメージが違います。
スローなライフスタイルといいますか、必要な余白はあると思っています。
ルンバが掃除してくれることと、自分でゆっくり掃除することは気持ちの上では違いますよね?
別にルンバを否定している訳ではありません。
何なら欲しいなと思う時すら多々あります(笑)
ただ、お寺のお坊さんがそれ自体を修行として掃除をするように、自分で丁寧に掃除することが自分の心を整える場になる、そんな発想です。
自分を整える時間を、静かな時間をどうやったらつくれるか、どうしたらせかせか生きる時間を減らし、幸福を感じられる時間を増やせるか、そんなことを日々考えています。
なかなか思い通りには行きませんが。
そもそもどうしてこんなことになったのでしょうかね。
今でこそ周りからはミニマルなイメージで見られていますが、昔は物をたくさん持ち、片付けも掃除も苦手でした。
きっかけは2つあったと思います。
1つは旅行先でのラゲッジロスト。
アイルランドに行ってダブリン空港で、預けたはずのスーツケースが出てこなかったんですね。
結果的には5日後に出てくるんですけど、それまでのバックパック1つの状態が異常な程快適で。
宿泊先に何も入っていないワードローブに1〜2着かけたら終わり。
これが本当に気持ちが良くて。
服を片付けるのが苦手だったんですけど、いっぱいあるからだと初めて気付きました。
まぁだからといって今家に1〜2着しかかかっていないかというとそんなことはなくて、常日頃もう少し減らせないかと思っていますが。
とにかく、これが1つ目のきっかけ。
これは今の自分の家のワードローブの状態ではありません。
当時の写真が無かったのでこんな感じだったと再現しただけです。
もう1つは、うちの特殊な状況に寄るところが大きいのですが、自分は現在元実家だった家に住んでいます。
両親が基本的にはアメリカに住んでまして。
その両親が何年か前に日本での拠点を、この家から都内のマンションに移しまして。
色々あって最終的に自分は親に家賃を払ってこの家を借りるということになったんです。
その時に親の引っ越しを一通り自分の車(軽のワゴンなので後ろをフラットにできる)でやって、残った荷物は処分して良いとなりまして。
もうすごかったです。
一ヶ月で1トン捨てました。
やはり自分の車に積めるだけ積んで清掃工場とかに直接持って行くのですが、一回300〜400kgを3回は行きました。
これで捨てるということにはまってしまったのです。
ものが無くなって家が一気に広くなるということも同時にやってきました。
家のリビングの比較写真です。
パノラマの写真しか残ってなくて、比較には適当でないのですが、今と物の多さが全く違うことはわかるかと思います。
before
now
こういうことがきっかけで、自分のライフスタイルを変え始めました。
よりシンプルに生きることを日々考えながら何年も暮らしてきたら、それなりに色々気付きも変化もあり、そういう情報を求めている人も結構いらっしゃるようで、情報をシェアすると結構喜ばれるということもわかってきました。
自分自身、ネットや書籍でミニマリストさん達のライフスタイルを参考にしますしね。
そういう訳で少しだけ細々と情報をシェアしようかなと。
これ捨てましたというのを片っ端から上げまくるとかそういうのは興味ありません。
これをちょっとこうしたらこの部分のストレスがかなり減ったというような話を、多くはありませんが、時々綴りたいと思います。