今回のお話はとてもシンプルです。
お題は我が家のカトラリー。
つまり、箸、スプーン、ナイフ、フォークなどですね。
目次
1. 我が家のカトラリーの引き出しはものでいっぱい
元々実家だった家ということもあってそれなりにたくさんありました。
箸なんかいくつあるんだという感じでした。
いつも同じペアの箸をごそごそ探したり、スプーンとフォークが入り乱れているのを時々整理してはまた元のカオス状態に戻ったり。
意識すらしていない小さなストレスがそれなりにあったと思います。
2. お客さんが多いから減らせない
何年か前から断捨離し始めて、少しずつ数は減らしてきたものの、うちには割と来客が多いため、減らすにも限度があるんですね。
使うものはやっぱり使う。
みんな一体どうやって管理しているんだろうと思ってネットで画像検索とかしまくったり。
そうするとまぁお洒落なキッチンがたくさん出てきたり、整理のための機能的なトレーの販売サイトがわんさか出てきます。
でも、そうしたお洒落なキッチンはうちよりずっと大きかったりするし、トレーを良いものに変えても根本的な解決にはならないんじゃないかなとうっすら思い、解決策を打てずにおりました。
それでも考えれば考える程、その度重なる小さなストレスが気になるようになってしまったので、思い切ってこうすることにしました。
3. お客さん用と普段使いのものを分ける
お客さんが来ると言っても毎日来る訳ではありません。
自分達が毎日使うものとは使用頻度が異なります。
そこで、来客用のものはまとめてアクセスが一段階劣る棚に仕舞い、自分達が使うものだけを引き出しに入れることにしました。
もう一つ、この段階までに自分達がスプーンやナイフ、フォークなどを無印良品のものに統一。
そんなに高くはないのにとてもきれいなデザインでお気に入りなのですが、それまで使っていた仕切りトレーに入れてしまうとお互いがぶつかって傷だらけになってしまうんですね。
なので、思い切ってトレーを廃止。
シンプルな布巾を引き出しの中に敷いてそのまま並べました。
それがこちら。
4. ものが少なければセンスは要らない
やってみて驚いたのですが、何にもしなくてもただ並べるだけでとてもお洒落に見えるんですよね。
よく考えてみたら高級ブランド店の店内のディスプレイとかとてもお洒落なのが多いですけれど、あれ、単純にものが少ないだけじゃんと。
ドン・キホーテみたいな商品を山のように抱えたお店の商品の並べ方をどんなに頑張ってお洒落にしようとしたってブランド店のようにはならないですよね?
とにかくものを減らして余白を増やせばセンスなんか必要ない。
これは大きな発見でした。
5. 気持ちを整える静かな時間
実はこの引き出し、勢いよく開け閉めすると中のカトラリーがずれてぐちゃぐちゃになります。
これを最初は煩わしいと感じました。
でも、しばらくそのままにして慣れてみると、ゆっくり丁寧に開け閉めすれば何の問題も無いことがわかります。
そして、むしろ、このことによって自分がこれまでいかに乱雑にものを扱っているかを実感するようになりました。
今でもたまに慌ててガシャッとやっちゃう時があります。
そんな時は反省して、並べ直しながら心を鎮めます。
家の床を雑巾掛けしたり、玄関を掃き清めたり、猫のトイレの砂を綺麗に整えたり、そんな効果に近いものがある気がしています。
そういう訳で一周回るような形でカトラリーに関するストレスが無くなり、今は引き出しを開ける度に「よしよし」と思いながら暮らしています。