Michael Grinter追悼コンサート終了

Michael Grinter追悼コンサート@高円寺Grain、無事終了致しました。

須貝知世さん、熊本明夫君、にしかわさとこさん、そして自分の4名の主催者のコンサートで始まり、5名のグリンターフルートユーザーを加えたセッション、最後はその他のフルート奏者、その他の楽器の演奏者にも加わって頂き、フルートだらけの楽しいセッションで幕を閉じました。

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自分では距離感が近すぎて、思うところがあり過ぎてうまく書けないので、聴きに来て頂いたシンガーの竹内篤さんのレビューを転載させて頂きたいと思います。

竹内篤さんのblogより

「12/22 翌日は、昨年、交通事故で亡くなられた、ウッド・フルート職人、マイケル・グリンター(Michael Grinter 発音は、「マイクル」に近い)追悼ライブへ。グリンターさんのフルートを愛用しているフル―タ―4人(2名は関西から参加)が集まり、それぞれ順番に、その出会いと思い出を語ってから、ソロで2,3曲ほど演奏し、次のパフォーマーが登場して、デュオで1曲演奏してブリッジを作り、また各自同様に語っては演奏して、つなげていくという進行をとって、グリンターさんを偲ぶ、志深く、心のこもった素晴らしいイベントでした。4名によるグリンター・フルートでの合奏のあと、参加者の中から、フルート演奏家が集まって、合同のセッションで幕を閉じるその様子は、ヴィデオ録画されて(撮影:高橋真人さん)、グリンター氏ご遺族に渡される予定とのことだそうです。
演奏家各々の語りを通して、1曲1曲演奏されていくフルート・ソロがとりわけ印象深いものでした。一般の音楽ファンにとってはこれまであまり聞くことのできなかった一人一人の歩みとグリンターさんの楽器制作、その人となりを振り返りつつ耳を傾けるフルート演奏から、これまで培われてきたアイルランド音楽文化の一端を知る、またとない得難い一夜となったように感じられました。また、こうした集まりが日本で催されるまでになったことについても感慨深く思いました。
2015年にUK のフォーク・フェスティヴァルのいくつかをまわった際、亡くなった歌手の思い出を偲ぶプログラムがあり、故人の思い出が、会場の参加者の挙手で順番にスピーチされていくのを聞いたことがありました。そういうプログラムも、とても心に残っています。フェスティヴァルでただ、のべつ幕なしにガチャガチャ・ドンちゃん騒いでいるだけのものは、案外記憶に残っていないものです。
イベントを立ち上げた皆さん、どうもごくろうさまでした。素敵な追悼ライブでした。」

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高橋真人さんのご協力で撮影された動画は編集を経てご遺族にお送りする予定です。

また収益についてですが、関西から二人お呼びした経費がかなりかさみ、それすらまかないきれず、残念ながらアフリカンブラックウッド保護活動への寄付には至らなかったことをご報告しておきます。

お越し頂いた皆様、ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。

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