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コロナ禍におけるライフスタイルの変化の仕方が異なる
先日Toyota Ceili Bandのレコーディングでメンバーと3ヶ月ぶり位に会いました。
このバンドのメンバーはフルタイムのミュージシャンと別に仕事を持っている人が入り混じっています。
なので、このコロナ禍でのライフスタイルの変化は人によってかなり違います。
スタジオに入って、セッティングをしながら、リハーサルをしながら、世間話の中で今の状況をお互いに話してみて、やはり全然違うのだなと改めて認識しましたが、一つ面白い傾向を発見しました。
朝型になる傾向が強いミュージシャン
自分も含めてフルタイムのミュージシャンは、夜の仕事が無くなって、念願の朝型生活を送っている人が多くいます。
勿論、全てのミュージシャンがそうという訳ではありません。
自分が昔中学生の時に吹奏楽部に講師として来ていたトランペットの先生は、もうわかりやすーく夜型で、自宅にスタジオがあり、夜から明け方までレコーディングの実験、昼過ぎに起きるというミュージシャンらしい生活を送られています。
アイリッシュ系のミュージシャンはもしかしたら健康志向が強いのかもしれません。
夜のセッションやライヴが無ければ喜んで早く寝て、朝は6:30とかに起きて、1日のどこかにしっかりエクササイズの時間まで取ったりしています。
この日会社勤めの人達の話を聞くまで、彼らもそんな傾向にあるんだろうって勝手に思い込んでいたのです。
夜型になる傾向が強い会社勤めの在宅リモートワーク勤務者
ところが、彼らは9:00までしっかり寝て9:15にリモートワーク開始(その間わずか15分!恐るべきスタートダッシュ!)、延々と休みなく19:00頃まで働き、夕食を取り、その後は夜中2:00位までゲームを楽しむという生活なんだそうです。
勿論これも人によって違うとは思いますが、身近なところで何人もいて彼ら同士で共感する様子も見られました。
これはこれで今の生活をとても楽しんでいる感じでとても好きですが、彼らも切れ目無く延々ダラダラ仕事ができてしまう問題を抱えているようで、そこも親近感が湧きますw
そして、ミュージシャンとライフスタイルの変化の仕方が逆転しているという話も彼らから出てきました。
夜型から朝型に移行するミュージシャンと朝方から夜型に移行する会社勤めの方々。
確かに身近な例を追っていくとそんな傾向がある気がしてきます。
本当のところはどうなんでしょうか?
そしてその場合これは何か理由があるのでしょうか?
皆さんはどんなライフスタイルの変化がありましたか?
皆さんの周りの方々はいかがですか?
ポモドーロテクニックの再考
もう一つ、面白い話がありました。
今週末のポッドキャストにゲスト出演してもらう、広島のハープ奏者、まちこさんとの収録が先週あったのですが、収録の合間の雑談の中で前に書いた集中力の話になりまして。
前の話はこちら。
彼女はポモドーロテクニックが合わないそうなんですね。
25分やって5分休むはサイクルが短過ぎて、常に時間を気にしてソワソワしてしまい、集中力が上がらず、ペースを掴めないんだそうです。
ミュージシャンとポモドーロテクニックの相性?
これには自分も思い当たる節がありました。
特にこのポモドーロテクニックと最悪の相性なのがレコーディング。
録っている最中にApple Watchのポモドーロタイマーの振動が鳴り始めるなんて、仮に音が鳴らなくて録音には音自体が入らなかったとしても、集中を妨げる以外の何物でもありません。
レコーディングは集中してギアを上げて没入するという部分がかなり重要で、これは25分だと短過ぎるのです。
ノリに乗った状態をつくるのも一苦労ですから、その状態を途中で打ち切って休憩とかあり得ないので、結局レコーディングモードに入る時はほぼポモドーロタイマーを切っています。
ポモドーロテクニックからウルトラディアンリズムへ
まちこさん曰く、ミュージシャンは長時間集中することに慣れ過ぎていて、25分+5分は合わないのではないか?ということでした。
これはちょっと納得するところがありました。
しかも、ポモドーロテクニックを知ることになったきっかけのDaiGoさんの本にも、90分を1サイクルとするウルトラディアンリズムの話が上級テクニックとして書かれていて、一流のヴァイオリニストがそのサイクルで練習をしているそうです。
やはり音楽家にはもう少し長い方が合っているのかもしれません。
という訳で、早速この2、3日ポモドーロ→ウルトラディアンリズムへの変更を試しております。
と言っている側から今日は午後から夜までぶっ通しでレコーディングで、リズムもへったくれも無く、このまま行くと夜まで仕事という最悪の展開でございます。
仕事のリズムについては追記ご期待w