坂本龍一さん、逝ってしまわれたか。
覚悟はしてたけど、…辛い。
『坂本龍一プロデュース/ロハスクラシック・コンサート2007』というオーディションに合格して彼のプロデュースするコンサートに出演したのが最初の出会い。
その後、レコーディングにも呼んで頂いて、これ今はApple Musicでは聴けないのかな。
「適当に吹いてみて」って7周くらいインプロビゼーションやって、「あとはこちらで選んでつくっておくから」って言われてできあがったものがとんでもないクオリティで、フレーズの選び方から音の質感、ミックス、全体的な引き算まで、もはや他人の演奏に聞こえるくらいぶっ飛んでた。
プロデュースってここまでパワーがあるのかと思い知らされました。
彼がしゃべるラジオ番組の監修に自分が入ったこともあったっけ。
変なことを言ってたらストップをかける役w
休憩時間にご自身のMacBookから色んな音源を聴かせてくれて、あんまり知られていない地域の、不思議な音楽を楽しそうに熱く語ってる絵が印象的でした。
その後何度かメールのやり取りをしたり、音源を送ったり。即興をさらに磨きなさいってジョルジュ・サヴァルとか紹介してくれたり。
YMOをガシガシ聴いたり、彼の作品にどハマりして聴き漁ったりとかでは全然なかったけれど、不思議な出会い方をして、そして、心の中でいつも彼の発言や社会的アクションをどこかで気にしている自分がいる、そんな大きな存在でした。
ご冥福をお祈り致します。