門下生発表会2017終了

ホイッスルやフルートを教えている生徒さん達との公式行事は1年に3つあります。

1月の自宅開催の新年会。

秋の合宿。

そして、先日6月の発表会が終わりました。

かれこれ8回目になるようです。

毎回アイリッシュ・パブで行われ、お酒を飲み、ご飯を食べながらと和やかな雰囲気の発表会。

とはいえ、人前で伴奏者を従えて1セット丸々一人で演奏するのは簡単なことではありません。

プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、それでも何とか吹き抜く訳です。

皆さん、発表会が近づくとナーバスになって逃げ出したいと言い出されます。

でも、笛の実力が飛躍的に伸びるのもこの時なのです。

毎度自分はこの発表会を、進行を務めながら親心のような心持ちで聴いてしまいますが、

最後の一週間で一体何が起きたのか、衝撃的な成長を遂げた演奏を目の当たりにして感動に打ち震える、

そんなシーンが頻繁に起こります。

何度も何度も過去の発表会で失敗を繰り返してきた人達が、ようやく自分を何とかコントロールできるようになってきたとか、少しは余裕が出てきて演奏が楽しくなってきたという演奏後の感想を聞くのもまた堪らないものがあります。

この8年間で人数も少しずつ増え、楽器もホイッスル中心だったのがフルートにトライする人が増え、さらにはそのフルートをさらにいい職人さんのつくったものに変える人達まで何人も現れました。

演奏も音質が良くなり、リズムが良くなり、レパートリーも装飾も変奏も増え、人と合わせる技術も上がりました。

会の最後をいつもセッションで締めくくるのですが、今年はその落ち着いたリズムの良さ、レパートリーの良さ、セッションに慣れた雰囲気の良さを見て、笛を教え始めてから10年の間にどれだけ皆さんが上達され、状況が変わってきたかを、身にしみて感じました。

この素晴らしい時間は僕にとっては宝物です。

この先どんな素晴らしいシーンが生まれるのか、まだまだ楽しみでなりません。