今日は自分が教えているティン・ホイッスルとアイリッシュ・フルートの門下生発表会。
渋谷のアイリッシュパブで行うちょっと変わった発表会は今年で二回目。
去年は初回ということもあり、不安もたくさんありましたが、
今年は不思議と不安があまりありません。
理由の一つには、ここ最近メキメキと上達して安定感を増したり魅力的な音を出す人が増えてきたこともあります。
それ以上に大きいのが二回目の人、今回が初めての人関わらず、発表会そのものをとても楽しみにしてくれている人が多いこと、それが一番自分を楽にしてくれているのかもしれません。
なので今日は若干授業参観気分です。
授業参観行ったことありませんけど(笑)
笛を教えるようになって4年とちょっとですが、最近色々思うところがあります。
自分は笛を教えるようになる以前から長く教育に興味を持ち、また実際音楽は勿論、それ以外のジャンルも含めて教育に関わる仕事を多くしてきましたが、
自分が教わる身分だった頃から迷いや葛藤を持たない断定的な教師が苦手でした。
どうも独善的で押し付けがましく感じられてしまうのです。
そんな訳で自分もそうあるまいと心のどこかで思ってはきたのですが、
実際、この四年間自分自身の成長と共に教える内容もどんどん変わってきましたし、生徒さん方にもこれから先いくらでも変わり得るから絶対的な心理のように思わないで欲しいと言い続けてきました。
それどころか最近は放っておいても迷いが増すばかりで、そうなると生徒さん方への要求もゆるくなるばかり。
あれもこれもよしになってきてしまうのです。
迷いや葛藤を抱える教師を好んできたはずなのに、いざ自分がその立場になってみると、そんなに格好いいものではなくて、実際苦しいですし、そんなふらふらなレッスンでお金をもらうなんて詐欺みたいだなぁなんて感覚まであるのです。
ところが不思議なもので、そうなってから方がなぜか支持者が多いようなんです。
面と向かってはっきりそう言って下さる方もいて、いよいよ不思議な気分になります。
まぁそんな感じのレッスンですが、細々ゆるゆると続けていって何年か経って気がついたら、思ったより多くの人達が、思ったより深くアイリッシュを楽しんでいた、そんな感じのレッスンをやっていけたらなぁと思っております。
そんなクラスの発表会は本日14:30〜渋谷のパブで。
どなたでもご覧頂けます。
ティン・ホイッスル&アイリッシュ・フルート門下生発表会
6/25(土)
14:00〜開場
14:30〜開演
アイリッシュ・パブ タップ・ボロウ
http://www.tapborrow.jp/
東京都渋谷区渋谷3-18-5 和田ビル2F
14:30〜17:00 門下生発表
17:00〜豊田とゲストによるミニライヴ
18:00〜セッション
14:00〜17:00は一般のお客さんはフード代¥1000がかかります。