使い始めて一週間が経過したSYRINXの小さな【薄い財布】HITOE Fold。
クラウドファンディングがとんでもないことになっています。
「わずか 8日間で財布のクラウドファンディング国内最高額を更新(4,474万円)。
そして、18日間で、1年分の生産量(3,500個/5,150万円以上)を完売したため、開催期間を63日間残し、早期終了致しました。」
現在は直営のHPで予約販売となっています。
今頼んでも2021年の2月になるとのことです。
まるでアイリッシュ系の楽器のオーダーのようです。
1年待ちとか3年待ちとか、アイリッシュ・フルートやイーリアン・パイプス、コンサティーナにボタン・アコーディオン、これらでは一般的な話ですが、財布では自分は初めて聞きました。
さて、それでは一週間使ってみてのレビューを書きたいと思います。
目次
<ポケットに入る小ささ>
まずは驚きの小ささ!
Yシャツの胸ポケットに入ります。
そうなるともうサブバッグなんか持つのアホらしくなってしまい、財布とiPhoneだけ持って出るなんてシーンも増えてきました。
ちょうどiPhoneSEのバッテリーを交換したのも功を奏しましたw
今まではバッテリーがやばすぎて常にiPad頼みだったので。
結果サブバッグがマストになっていたのですが、iPhoneと財布だけは本当に身軽で最高です。
このFoldは、同シリーズのL-zip shortが入らなかったダウンコートの小さな内ポケットにも入って大満足です。
勿論ズボンの後ろのポケットにも入りますが、財布の痛みが早くなるので基本的にはそこには入れません。
<意外とある安心感>
ここ数年L字ジップの財布を好んで使ってきたので、安心感という点で劣るのではないかという懸念がありました。
特にSYRINXのL-zipで使われているファスナーはYKKの最高級ファスナー、エクセラ。
精巧なつくりで、ファスナー自体が魅力的な程です。
そこから考えるとカードに引っ掛けるだけのこの新しい財布の機構は頼りなく不安に思うのではないかと思っていました。
結論から言うと全くの杞憂でした。
財布のつくり込みの精度が高いため、カードでひっかけるとそれが簡単に外れたりすることはなく、小銭が出そうになったりすることは全くありません。
ファスナーがある方がかえって開けた時にこぼれ落ちるケースがあった位です。
この安心感は想像以上でした。
<小銭は一番取り出しやすい>
これも意外でした。
SYRINXのシリーズの中では一番小銭が取り出しやすいです。
L-zipはマチがほとんど無いため、小銭を入れるのを失敗するケースがあったり、はみ出てしまったりすることがあったのですが、このFoldの小銭入れは少し膨らみがあります。
なのでとても入れやすいのです。
そして、このわずかな蓋によって勝手に出たりしないようになっています。
左右に振ると小銭が勝手に整理されるのもこの膨らみによるもので、とても使い勝手が良いです。
<カードも取りやすい>
新しいL-zipの長財布はカード入れが二カ所に分かれていて、自分はそれぞれ2〜3枚ずつしか入れないので、とても出し入れしやすく、それと比べると一カ所に5枚入れるのはストレスになるのではないかという懸念がありました。
ところが、この斜めに切れている形のためにその場でカードを広げることができて全くストレスを感じないのです。
この斜めの部分は財布を閉じるための引っかける機構とインターロッキングになっています。
一つで二役をこなすとんでもない発明です。
流石建築家としか言いようがありません。
<手に取る喜び>
長財布はやはりそれなりの大きさになるため、大事に大事に扱う感じになります。
それはそれで良いのですが、このFoldは手の中にすっぽり収まるため、手に取る喜びが大きい気がします。
ついつい触ってしまう魅力があるのです。
<エイジングの早さ>
手で触る機会が多いので色の変化も早い気がしています。
これからどうエイジングが進むかもとても楽しみです。
<唯一の欠点>
ただ一つ、ひっかかっていることがあります。
それは財布を開け閉めしていると紙幣が斜めにずれてくることがあるということです。
こんなことを言うとまた改良版が出てきてしまいそうで怖いのですが(笑)、これは時々起きます。
まぁちょこっと直せばいいだけなのですが。
そして、使い込で馴染むにつれてこの問題が大きくなるのか、逆に小さくなって解決していくのか、そこが今後注目のポイントです。
<追記>(3/5)
設計者ご本人からメールがあり、この問題は既に認識されており、財布の開け閉めの時に斜めにせずにまっすぐ開くようにするとずれないとのことです!
<まとめ>
かなり気に入っているのは間違いありません。
この一週間は半分以上旅行だったのですが、本当に便利でしたし、帰宅してからも長財布の方は使っていません。
L-zipの短財布の方はもう手放すことを考え始めています。
それくらい圧倒的な魅力を持つ財布で、記録的な売上になっていることは大いに納得できます。
今後も引き続きガンガン使っていきたいと思っています。