メルカリ

毎日ほぼひたすら自宅にいるという生活をされている方が多いんじゃないかと思います。

ずーっと家にいると、家の中が居心地が良いかは本当に重要ですよね。

家の中が気持ち良く過ごせる空間であるか、いるだけでフラストレーションが溜まる空間なのか、見えないストレス、気付いていないストレスも考慮するとその差は想像以上に大きいと思います。

普段意識的に物を減らし、すっきりさせ、掃除をしてということをやっていてさえ、これだけ家に居続けると気になるところが出てきます。

不思議なものです。

そして、気になる気持ちが膨れ上がって、気が熟した時には、その箇所をひっくり返して、物を片っ端から出して、本当に必要なのか検討します。

あるいは減らすだけでなく、もっと良い選択肢があるのではないかと置き換えも検討します。

そんな時に便利なのがメルカリ。

<ヤフオク→メルカリ>

10年前はヤフオクが主流でした。

その当時から売り買いは時々していましたが、メルカリになって本当に楽になりましたね。

出品も購入もです。

出品する時には期限を決める必要がないですから、放り出すように出品しておけますし、買う時もこれと決めたらその場ですぐ買うことができます。

あの締め切り間際の鍔迫り合いみたいなのが無いというのが、まぁ人によってはスリルが無いからつまらないというかもしれませんが、自分にとってはストレスが無くて宜しい、そんな感じです。

<トライアル、利害の一致、需要と供給 >

要らなくなったものが誰かの役に立つというのも気分が良いですし、手放すハードルがグッと下がります。

また、これだけネットで買い物をせざるを得ない時代ですから、とりあえず発注してトライしてみて、ダメならまだ新品の状態に近いうちにすぐメルカリに出して、もっと適した物を探すというのも気軽にできるようになりました。

有難いサイクルだと思います。

しかも、メルカリを色々見ているとまぁ人によって要る要らないがこんなに違うのかというのは実に面白いですね。

まぁなんせそこが食い違うからお互い要らぬ物を手放し、要る物を得るというこのシステムが成立する訳ですが。

それがわかっていても、自分が「こんなの誰も欲しがらないだろう」と思っていたものが思いの外高値で取引され、「これはみんな欲しがるに違いない」と思っていたものが案外安く手に入る瞬間というのはなかなか痛快なものです。

<メルカリのコツ>

さて、そんな話を井戸端会議でしていたら、「メルカリ興味があるけれどやり方がわからない」という人は随分少数派になりましたけれど、「出品の手間がかかってなかなかやる気にならない」という声は随分あるということに気付きました。

確かに出品には一手間かかります。

しかもそのクオリティが売れるか売れないかを大きく左右します。

その辺りの情報をまとめて講座でも開いて欲しいなどという声さえありましたが、まぁ講座を開く程たくさん情報がある訳でもないですし、自分のやり方は、商売同然でやっていて売るためのマニュアルがガッチリある人達からすると本当に生温い、経験則のみに基づく、適当なものではありますが、ワッと勢いで書いてみたいと思います。

手順を書き出すとこんな感じになります。

ごく当たり前な感じじゃないかと思います。

手順

  • 手放したいものをリストアップ
  • 市場価格をメルカリで調べる

売れそうなものだけを残して、それ以外は別の処分方法を検討します。

  • 写真を撮る

ここが若干重要なポイント。

写真が良いと売れやすくなります。

一番大事なのは光で、適当な照明器具が無い場合は自然光を利用できる午前中に撮影しましょう。

晴れた日か曇りの日でも構いません。

多少暗くても後で修正できるので光が均一になればOK。

逆に一箇所に光が当たりすぎたり、影が強くできたりすると修正し切れません。

自分は完全に商品レベルのものを撮影する時は下に模造紙を敷き詰めたりしますが、メルカリくらいの場合はわざと木のデスクの上で撮ったりします。

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  • 写真を編集する

今はスマホの写真アプリで驚く程色んな編集ができますね。

Appleなんかは既存のアプリでも十分対応できます。

  • 写真をアップする
  • 必要な説明書きをメルカリで調べる

敵を知るのは重要です。

一体何が必要な情報なのか、他の人達のをあれこれ見てみないと案外わからないものです。

  • 説明書きを書く

タイトルが結構重要かもしれません。

キャッチーなタイトルを文字数制限以内で。

  • 価格を決める

市場価格の調査を元に若干強気で価格を付けます。

ダメなら後で下げれば良いのです。

安く出し過ぎて瞬殺で売れてしまうと若干モヤモヤします。

  • 出品

出した瞬間にもう忘れましょう。

ただし、梱包については少し考えておく必要があります。

忘れた頃に突然売れると慌てますし、これだけネットショッピングが多くなると段ボールも梱包材もすぐに手に入りますが、処分した時に限ってよく商品が売れたりします。

また、送料は出品者負担にした方が圧倒的に売れます。

なので、送料をできるだけ安くすることも重要です。

セブンイレブンなどではヤマトと提携したメルカリ便専用ボックスなども販売されていて、箱を買っても送料が安いとそちらの方が遥かに安いことが多いです。

また、メルカリ便を使うと双方名前も住所も匿名で住むため安心です。

一つだけ、家具のような大きなものを出品する場合だけは気をつけて下さい。

三辺の合計が160cmを超えてしまうとメルカリ便では出せなくなります。

一度メルカリ便を選択すると戻せなくなったりすることもあり、かなり面倒なので気をつけて下さい。

  • 一週間売れなければ少し値を下げる
  • 一週間毎に様子を見て少しずつ値を下げる

価格を変更するとメルカリの表示が上位になるので再び着目されやすくなります。

  • 落札→発送

落札されたら速やかに発送しましょう。

コンスタントに24時間以内に発送すると、メルカリ側から「この出品者は平均24時間以内に発送しています」という称号が付与されて、信用度がさらに上がったりします。

勿論、取引中の相手とのこまめなメッセージのやり取りは相手に安心感を与えるのにかなり重要で、そこも含めて取引の評価が決まります。

取引の評価が高いと信用度が高くなり、売れやすくなります。

<作業の効率化>

大事なのはこの手順を一つの商品ずつ縦に進めないことです。

それをやると嫌になります。

各項目ごとにまとめてやるのです。

写真を撮るならいくつもの商品を片っ端から一気に撮るのです。

そして、写真の編集は後日、また合間を見てやれば良いのです。

一度このサイクルができてしまうとまぁ楽なもんです。

発送もメルカリ便を使うとコンビニに持っていってバーコードをかざすだけ。

宛名書きも現金の支払いも要りません。

要らなくなった本をbookoffに持っていく方が余程手間。

<これまでの戦績 >

今まで売れた中で一番大きかったのはPAセット一式!

大きなスピーカー、スピーカースタンド、パワードミキサー、モニタースピーカー、マルチケーブルなどなどで十万円で売れて広島に嫁いで行きました。

発送が死にそうで、160cmを超えると宅急便からヤマト便に変わるのですが、扱いが雑になるらしく、かなりしっかり梱包しないと受け付けてくれません。

それを巨大な段ボールを切りはりして、全部で5箱、送りました。

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中にはクラウドファンディングで早割で買って、やっぱり使わなくて出品したら定価に近い値段で売れて儲かってしまったこともあります。

今までで一番早く売れたのはテニスラケット2本セット。

売れ筋のラケットで、そもそもメルカリで購入したのですが、自分には合わなくて出品。

確か2分くらいで売れました。

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これまでの売り上げ総額は2年ちょっとで47万円弱でした。

良いものもたくさん手に入れていますし、たくさんのものが嫁いでいっています。

<結構安全>

これまでかなりの数取引していますが、目立ったトラブルは2件だけ。

なぜか商品が入れ替わったらしく、カバンを送ったのに漫画が届いたらしいケースと、輸送中の衝撃で機材に不具合が生じたらしいケース。

どちらも時間はかかりましたが、メルカリ事務局が無事解決してくれました。

それ以外は何のトラブルもありません。

<物々交換経済>

売り上げを現金化することもありますが、大抵はそのままメルカリの残高にプールしてあって、自分が買う時に使います。

今でこそメルペイなんてサービスもついていますが、ここは割と早くからキャッシュレス決済中心で動いていた訳で、もっと言えば感覚的には物々交換に近いなと思っています。

フリーマーケットなんかに憧れて一度はやってみたいなと思った時期もありますが、もうそんな欲求も無いですね。

メルカリの方が遥かに楽で、機能的で、より多くの人に見てもらえ、より高く売れます。

あのフリーマーケットのお祭り感を楽しみたいというのはわかるんですけどね。

そういえば最近iPhoneSEの第二世代が発売になって、Apple Storeがやっていないで、それまで毎回前の日から並んで買うのを楽しみにしていた人が遂にネットで購入したらしいんですね。

「昔の自分をぶん殴ってやりたいという位楽でした」って書いてました。

そんなもんだと思います。

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今は外に出られず、人にも会えない時代ですからなおさらですね。

生活も苦しいので少しでもお金が入るのは本当に有難いです。

という訳でメルカリのお話でした。

あ、わたくしはメルカリの回し者ではございません。念のため。