今回は前回財布のお話で一瞬触れてまたの機会にとさせて頂いたカードのお話です。
前回お話したように自分の財布の中に入っているカードは
・Miraino Debit Card 兼 住信SBIネット銀行キャッシュカード
・三菱UFJ銀行のキャッシュカード
・クロネコメンバーズカード兼用のWAONカード
・免許証
・健康保険証
・ETCカード
この6枚だけ。
三菱のキャッシュカードは抜いていることも多いですし、保険証もペラペラなので実質は4枚分の厚さのみ。
自分は複数のバンドの会計を口座で分けて管理している関係で必要な口座数が多く、以前はもっともっとたくさんのカードがありましたし、財布をミニマルにするためにカード入れだけ別に持つなんていう矛盾したことが起きている時期もありました。
今ここまで減らせているのは一重に住信SBIネット銀行をメインバンクにし、そこが出しているMiraino DebitというMaster Cardのデビットカードを使うようになったからです。
目次
<インデックス投資→SBI証券→住信SBIネット銀行>
まずは、住信SBIネット銀行を使う前は三菱UFJ銀行がメインバンクだったのですが、それを住信に変えたのはインデックス投資がきっかけ。
インデックス投資の話はまた長くなるのでここではしませんが、これを始めるのに最初にSBI証券に証券口座を開く必要があったんですね。
これもネットで調べまくって一番良いと思われる2つの証券口座のうちの1つだったのですが、そこがネット銀行の方もやっていて、当然ながら同じ系列なので口座間のお金のやりとりがものすごく楽ということで。
しかも調べてみたら2018年当時ネットバンクの中で人気No.1だったんです。
実際に内容を調べてみてこれは良いとなりメインバンクを三菱から住信に変更しました。
<住信SBIネット銀行のメリット1 キャッシュカードとデビットカードが一枚で済む>
自分はクレジットカードがあまり好きではなくて、後から忘れた頃に請求が来るというわかりづらさがとにかく嫌だったんです。
それで三菱を使っている時から即時口座から引き落とされるデビットカードを多用していました。
デビットカードはクラウド系会計ソフトのfreeeと紐付けできるので、現金で払うより会計処理が楽ということもありました。
ですが、三菱の時はキャッシュカードとデビットカードが別で、2枚持ち歩かなければなりませんでした。
それが住信は1枚で済みます。
たった一枚と思うかもしれませんが、これ物理的な量以上に使っていて楽ですっきりします。
<住信SBIネット銀行のメリット2 口座を中で分けられる>
口座の中に最大で5つまで小さな口座のようなものをつくれます。
外とのやりとりはメインの口座ですが、いわゆる予算の封筒管理のような状態を口座上でつくるためのもので、これが大変便利。
今まで3〜4つくらいあった会計を全部この中に集約できるようになりました。
何かバンドの会計でお金を動かす時はメインから一度払って、その後即座にサブ口座から振り替える、この流れが3分位で済みます。
それまで三菱に行ってお金を下ろして、みずほに行って入金してというような流れを踏んでいた訳ですから、呆れる程楽です。
勿論これでカードも4~5枚減りました。
さらには実際にこれは××用のお金というような形でお金を貯蓄に回すのも実にわかりやすいです。
<住信SBIネット銀行のメリット3 他行振り込みが最大で15回まで無料>
いくつか条件があるのですが、割と低いハードルをクリアすると、他行振り込みが最大で15回まで無料になります。
自分は仕事柄振り込みが多い方ですが、それでも15回は使い切れません。
実質振り込みは無料のようなものです。
<住信SBIネット銀行のメリット4 ATM引き出しが最大で15回まで無料>
自分はあまりATMから現金の引き出しをしません。
できるだけキャッシュレス決済にしようとするからです。
でも、たまに急に必要になった時の引き出し手数料無料はやはりありがたい。
利率がこれだけ低くて利息なんか雀の涙程のところに一回¥157の引き出し手数料なんてばからしくてやってられないですからね。
<住信SBIネット銀行のメリット5 コンビニ、イオン、郵便局、Viewの預入が無料>
ネット銀行だからATMを見つけるのに困るのかと最初思ったのですが、むしろ逆でして、コンビニ、イオン、郵便局、ViewのATMが使えます。
ここから預入するのは無料。
これって三菱のATMより遙かに数が多いですからね。
わざわざ○○のATMを探してということは全くなくなりました。
引き出しは先程の通り。つまり15回まで無料。そんなに使いませんけど。
<住信SBIネット銀行のメリット6 通知が優れもの>
お金の出入りがあるとすぐにメールで通知が来ます。
これが便利。
三菱だと気付いたら引き落とされてたとか入金されてたとかありますが、住信はすぐに通知が来るので把握漏れがありません。
<住信SBIネット銀行のメリット7 投資との連携が楽>
これは先に少し述べた通りです。
楽です。
サブ口座の一つが証券用講座になってます。
シームレス。
<住信SBIネット銀行のメリット8 ミライノデビットプラチナカード – 海外旅行保険>
実はこの銀行のデビットカード、何種類かありまして。
まず、VISAとMasterと2ブランドあります。
さらにMasterカードの中にプラチナカードがあります。
デビットなのに何じゃそりゃという感じですが、これがなかなか面白くて、自分はマスターカードのプラチナを使っています。
これ、年会費が¥11000もかかるんですけど、その分かなり手厚い旅行保険が、海外も国内も自動付帯で付きます。
これが大きい!
自分は年1〜2回は海外に行きますし、国内はもっと多いですが、その保険料だけで年会費あっという間に元が取れます。
しかも毎回保険をかけるという行為自体がかなり面倒なんです。
特に国内に一々かけていたら本当とんでもないことになります。
このプラチナカードがあると自動付帯で全部カバーしてくれます。
<住信SBIネット銀行のメリット9 ミライノデビットプラチナカード – ラウンジ利用>
クレジットカードのゴールドやプラチナカードと一緒で空港のラウンジが利用できたりします。
Boing Wifiなんかも使えたはず。
他にも色々特典がありますが、長くなるので割愛。
<住信SBIネット銀行のメリット10 ミライノデビットプラチナカード – キャッシュバック>
クレジットカードのマイレージってあるじゃないですか。
自分あれが時々いらいらするんですよね。
溜まりそうで溜まらないし、わかりにくいし。
ここのシステムはシンプルです。
たまったポイントはそのままキャッシュバックできます。
つまり実質常に割り引きが1%付く状態ということになります。
今はキャッシュレス決済のキャッシュバックもあるので現金払いよりは大分得ですね。
<住信SBIネット銀行のメリット11 ミライノデビットプラチナカード – Debitだけど保険>
デビットカードのデメリットの一つに、クレジットカードと違って盗難に遭った時の保険が無いというのがありますが、このプラチナカードは30日間保障されます。
<住信SBIネット銀行のメリット12 ミライノデビットプラチナカード – ガソリン、携帯、ネット料金>
デビットカードだとガソリン、携帯、ネット料金の支払いなどができなくて、そこだけクレジットカードにせざるを得ないケースが多々あるのですが、このマスターカードはその辺りも使えます。
2年前に調べ尽くした限りではこれができるデビットカードはかなりレアです。
<住信SBIネット銀行のメリット13 ミライノデビットプラチナカード – 振込手数料無料への条件>
先程振込手数料やATM引き出し手数料が最大で15回まで無料とありましたが、これにはいくつか条件があり、そのクリア状況によって4段階のランクに振り分けられて無料回数が決まります。
デビットカード利用はただそれだけで二段階UPになります。
他の条件はたくさんあるのですが、中でもぶっちぎりで楽なのはこの二つ。
・外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
・SBIハイブリッド預金の月末残高あり
なんせ100円でも入っていればOKなのですから。
<住信SBIネット銀行のメリット14 Suicaとの連携でもポイントが貯まる>
自分はキャッシュレス決済の大半をデビットカードかSuicaで行っています。
このSuicaへのチャージもデビットカードからできるのですが、ここにもポイントが付きます。
なのでSuicaの利用にも1%キャッシュバックが常につくことになります。
この特典、実は一瞬外されかけたのですが、猛反対があったのか、外されずに続行となりました。
自分はSuicaをApple Watchに入れているので
住信SBI銀行→モバイルSuica→Apple Watch→決済→freeeに情報が記録される
までが一番楽な流れになります。
この辺はスキャナーについて書いた時にも触れましたね。
<住信SBIネット銀行のデメリット1 引き落とせないものもある>
当然いくつかデメリットもあります。
引き落とせないものもあります。
公共料金とかの引き落としはネット銀行対応でないものがまだまだあります。
そこは三菱を使わざるを得ません。
早く対応して欲しいですね。
<住信SBIネット銀行のデメリット2 freeeとの連携がまだ>
Freeeとの連携を上に書きましたが、実はそれは住信SBIネット銀行の口座との連携であって、デビットカードにはまだ対応していません。
住信SBIネット銀行とは業務提携しているのですから早く対応して欲しいのですが。
あんまりちんたらしてると既に対応しているマネーフォワードの方に行きたくなりますよ?>freeeの中の人
<住信SBIネット銀行のデメリット3 Apple Payも非対応>
Apple Payもまだ対応していません。
悔しいかな国内でApple Payに対応している唯一のデビットカードがみずほ銀行のSmart Debitだけです。
アメリカだと既に一般的なApple Pay対応のデビットカード、日本でももっと一般的になって欲しいです。
<メガバンクの武器への投資>
ここまでは住信SBIネット銀行とそのデビットカードのメリット、デメリットを書いてきましたが、もう一つ、メインバンクを変えた大きな理由に、メガバンクの武器メーカーへの投資があります。
これは自分の理念に反するので投資の一助を担いたくなく、できるだけメガバンクを使わないようにシフトしてきています。
以上、今回は住信SBIネット銀行の回し者…ではなくて、自分の財布をすっきりさせるカードの話…を大幅に超えて色んな話が出てきました。
一見面倒臭そうですが、自分から積極的に知って活用しようとすると結構面白い世界ですし、無知である人が一番損をするのは間違いありません。
また、このプロセスの中で当然必要の無いキャッシュカードやクレジットカードは解約したりして物理的に減らしていきました。
その結果、たくさんあった時に比べて自分の財産の把握が楽になったのは間違いありません。
財布をミニマルにするという目標をきっかけに、色んなことをポジティブにしっかり把握してうまく使い、頭の中の情報の流れもすっきりさせる、こんなことを試してみてはいかがでしょうか?