タワーレコードが出している無料の雑誌Intoxicateに取り上げて頂きました。
https://tower.jp/mag/intoxicate
「人コマゴマ」という4コマのコーナーです。
自分がとても好きなものを4つ挙げるという趣旨なのですが、実は絞り切れなくて、この話をご紹介頂いたミュージック・プラントの野崎洋子さんには5つお送りして選んでもらいました。
本当は野崎さんのセレクトには鞄は入っておらず、こちらが入っていました。
【オーバーオール】
あまり気が乗らない庭仕事や日曜大工をやる時に自分の気持ちを盛り上げる作業着。こういう専用の服って良いなぁと思います。祭りの時の衣装とか。それを着るとスイッチが入ります。
でも、縦長の写真が使えなくてお蔵入りになりましたw
野崎さんからは「全部茶色いねぇ」と言われまして、なるほど確かにその通りなのですね。
野崎さんからすると偏っている感じが面白いそうでw
自分が本当に好きなものは何だろうとたくさん候補を挙げて絞っていく作業そのものがとても面白かったです。
雑誌を見つけたら是非お持ちになって見てみてください。
この話には少し続きがあります。
このオーバーオール、この撮影の後に胸のポケットのスナップボタンが壊れてしまって、先日修理に出したんですね。
そしたら「残念ながら同じスナップボタンが無くてロゴなしになります」って連絡が来て、オリジナルな一着になって返ってきたのですが、こんな紙とステッカーが同封されていて素敵な気持ちになりました。
Patagoniaはフェアトレードによって丁寧に服を作っている立派な会社というイメージはあったのですが、修理に対しても熱いものがあることを今回初めて知りました。
「新品よりもずっといい」「修理は急進的な行為」
いいキャッチコピーですね。
そして、政治に参加すること、投票すること、これも地球を守るために大事なこと。
アパレルメーカーがここまで総合的に考え、具体的にアクションする、それをさせる哲学が面白くて、素晴らしい会社だなと何度も思わされます。
ファストファッション系と比べたら遥かに高価ですが、「10年余裕で着られる、そう考えたら安い」というような趣旨のレビューがたくさん見られ、Patagoniaと共にこれから先10年、20年を生きて、次の世代に地球を託したいという意思が無理無く、ごく自然に感じられました。
これはただ単にアパレルメーカーであることを超えてファンになってしまうなと思い、修理されて戻ってきた一着にますます愛着が湧きました。