遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
久々のblog投稿になりますね。
昨年は一日一曲の動画投稿に追われすぎて、blogどころではありませんでした。
今年の週一曲のレッスン動画もなかなかな重さですが、blogの方は少しは投稿しようと思います。
さて、年始から悲しい話題ですが、偉大なアコーディオン奏者でシンガーのSeamus Begleyさんが亡くなられたという悲しいニュースでfacebookの自分のタイムラインがあふれかえっています。
彼とはGalwayのパブ、Tig Coiliのセッションで一緒に弾いたことがありました。
その時はホストはデンマーク人のバンジョー奏者ヨナスとか別の三人だったのですが、SeamusとギターのTim Eddyが飛び込みで入ってきて、さらに少し経ってから雨の中窓からずぶ濡れの女の人が大荷物抱えて転がり込んできて、誰かと思ったらアコーディオンのSharon Shannonだったんですねw
聴いていたお客さん達は大盛り上がりで、特にSeamusにSlideとかPolkaとか彼の得意なレパートリーを弾いて欲しくて「more slide!」ってしきりにリクエストしてたのですが、Galwayの人達は南西部で盛んなPolkaとかSlideとかを全然弾かない人も多くて。
それでホストのヨナス達は面白くなくなって、三人とも外に出て長時間煙草ふかしてて、つまり、実質Seamus達三人がセッションを乗っ取っちゃった訳です。
何も知らないお客さん達が盛り上がる一方で、僕らセッションに参加していたミュージシャン達は、その場に残って演奏しながらも、セッションマナー的にはアウトっぽいこの不穏な展開に背筋を凍らせてましたw
Tim Eddyの、今なお自分の中でこの世で1、2位を争うとすら思う圧倒的なギターを生で初めて体感したのもこの時でした。
Seamusはとても大柄でパッと見こわそうな外見でしたが、実際には温かい人で、特に美しい歌は二度と忘れられないものでした。
RIP Seamus Begley